非常食の「12食セット」。その箱には、ごはんだけが入っているでしょうか。おかずや水も一緒でしょうか。買う前にセット内容を「主食・おかず・水」に分ける と、家の備蓄に足りないものが見えてきます。
水なしのCY、水入りのDW。ごはんはどちらも12袋
尾西食品の「ごはんシリーズCY」と「ごはんシリーズDW」は、どちらも五目ごはん・わかめごはん・ドライカレー・チキンライスを各3袋、計12袋まとめたセットです。DWには、さらに長期保存水500mLが6本入っています。
| セット | 主食 | おかず | 同梱の水 |
|---|---|---|---|
| 尾西のごはんシリーズCY | アルファ米4種類×3袋=12袋 | セット内容に主菜・副菜の記載なし | セット内容に水の記載なし |
| 尾西のごはんシリーズDW | アルファ米4種類×3袋=12袋 | セット内容に主菜・副菜の記載なし | 長期保存水500mL×6本=3L |
主食を買い足したいなら、手持ちの水とおかずを数えてから、このようなごはんのセットを候補にできます。おかずだけが足りないなら、ごはんをもう一箱増やすより、主菜・副菜の候補から探すほうが目的に合います。
| 商品 | 選ぶ条件・確認先 |
|---|---|
水は別に備え、ごはんをまとめる 4種類×各3袋、計12袋。水なし。 家の主食在庫と飲料水を、別々に数えます。 | |
ごはんと保存水を一緒に用意する 4種類×各3袋、計12袋。保存水500mL×6本。 水は計3L。1人3日分の飲料水の目安9Lには届きません。 |
写真は楽天市場の掲載商品です。入数・送料・届く時点の賞味期限は、販売ページで確かめます。
販売ページでは、商品名だけでなく味の内訳・入数まで公式情報と見比べます。同じシリーズの別セットを選んでいないか、ここで確かめておきましょう。
「12袋」を、家族の食事に置き換える
たとえば、2人が1日3回、毎回1袋ずつ食べると仮定すると、12袋 ÷ 2人 ÷ 3回 = 主食2日分です。ここで数えているのは主食だけ。おかずを含む食事全体が2日分そろった、という意味ではありません。
農林水産省は、家にある食品を確認し、栄養バランスや家族の人数・好みに合わせて内容と量を決め、足りないものを買い足す流れを紹介しています。
ごはんやパンは主食、肉・魚・豆のおかずは主菜、野菜のおかずや汁物は副菜。味付きごはんの具材も見ながら、主食だけに偏らない組み合わせを考えます。量は普段の食事と栄養成分表示をもとに調整します。
手持ちを数えるところから始めるなら、家の水・主食・おかずを整理する在庫メモを使えます。すでにそろっている分を重ねて買う必要はありません。
水入りセットでも、飲む分と調理に使う分を見る
DWに入る水は、500mL×6本で3L。飲料水の公的な目安は1人1日3Lなので、1人3日分の目安9Lに対して、同梱の3Lだけでは届きません。
アルファ米を戻す水も必要です。同じ備蓄水を使うなら、飲む分が残るように全体を見積もります。湯煎や食器洗いなどの生活用水も別に備えます。
水や熱源が使えない場面のために、そのまま食べるパンなどとの違いも見ておきましょう。「水が入っている」「長期保存できる」という表示だけで、調理の準備まで済んだと考えないことが大切です。
カートに入れる前に、ここだけ確認
- 中身: 主食・主菜・副菜・水を分けて数え、家の在庫と重なるもの、足りないものを整理する。
- 食べ方: 水やお湯が必要か、何分待つか、食器やスプーンが入っているかを、セット内の食品ごとに見る。
- 食べる人: 味ごとの原材料・アレルギー表示を確認する。食事制限がある場合は、普段の食事指導に沿って選ぶ。
- 期限: 配送時の残存賞味期限と、セット内で最も早い期限を確認する。
- 買う単位: 必要な袋数・本数に対して、何セットを選ぶのか。価格は送料を含めて比較する。
届いたら箱の表示と現物の期限を確認し、食べ慣れたものから普段の食事にも取り入れていきます。食べた分を補充するローリングストックなら、家族の好みも確かめながら備えられます。
買い物メモに残すのは「セット名」だけでなく、「主食・おかず・水のうち何を補うか」。 中身が家の不足に合っていれば、買う理由がはっきりします。


