棚の非常食が期限を過ぎていたら、まず「賞味期限」か「消費期限」かを見ます。消費期限を過ぎた食品は食べない ようにしましょう。賞味期限は、おいしく食べられる目安であり、過ぎたらすぐに食べられなくなる日ではありません。ただし、それだけで手元の食品を食べてよいとは決められません。
膨らんだ缶は食べずに、メーカーへ相談してください。 期限が残っているかどうかとは別に扱います。
日付だけでなく、開封と保存状態を見る
賞味期限も消費期限も、袋や容器を開けず、表示された保存方法を守った場合 の期限です。食品の表示を手元に置き、次の順に見ていきます。
- 「消費期限」と書かれている: 過ぎていたら食べません。「賞味期限ならすぐに食べられなくなるわけではない」という説明と分けて考えます。
- 「賞味期限」と書かれている: 日付に加えて、未開封か、表示どおりに保存していたかを見ます。「何か月過ぎたか」だけで共通の安全日数を決めず、下のメーカー案内へ進みます。
- すでに開封している: 表示の期限を、開封後も保存できる期限として使いません。開封後は期限に関係なく早めに食べるというのが基本です。開けてから日がたったものを「期限内だから」と食べるのはやめましょう。
- 置き場所や保存履歴が分からない: 表示の保存条件を守れていたか不明なまま、日付だけで食べる判断をしません。覚えている置き場所や期間をメモし、商品ごとの窓口へ相談します。
メーカーの案内は、手元の商品に合わせる
尾西食品の非常食
尾西食品は、賞味期限を過ぎた自社製品を食べることを勧めていません。 急激に劣化しなくても、風味などが変化している場合があるという説明です。「長期保存の商品だから」と、表示された期限へ自己判断で年数を足さないようにします。
また、同社のアルファ米を水やお湯でごはんに戻した後は、早めに食べます。未開封の袋に書かれた保存期間とは分けて扱いましょう。
膨らんでいるUmiosの缶詰
Umiosは、膨張してペコペコする缶詰について、中身が変質しているおそれがあるため、食べるのを控えてお客様相談室へ問い合わせるよう案内しています。膨張した缶を、食べるために味見しないでください。
同社の賞味期限の記載場所は、商品によって缶底・ふた・側面などに分かれます。見つからないときは、一括表示に書かれた記載場所を見ます。
別のメーカーの商品は、その包装にある問い合わせ先へ。容器の傷みや保存状態が気になる場合も、食べるかどうかを味見で決めず、状態を伝えて相談しましょう。
問い合わせる前に、表示と状態をメモする
食品と包装を手元に残し、分かる範囲で次をメモします。日付が読めなかったり、開封した日を覚えていなかったりする欄は、「不明」で構いません。
商品名・メーカー:
表示の種類と日付(賞味期限/消費期限):
未開封か・開封した日:
置いていた場所と期間:
缶や袋の状態・気になる点:
表示と容器の外側の写真も残すと、文字や状態を伝える際に参照できます。このメモは、食品の安全性を判定するためではなく、相談する内容をそろえるためのものです。
残っている備蓄を数え直す
相談待ちの食品は、すぐ使う予定の備蓄と区別してメモします。残る食品を見てから不足分を決めれば、全部をまとめて買い直す必要があるかも確かめられます。
次の入れ替えでは、賞味期限が切れる前に普段の食事で食べ、食べた分を補います。農林水産省の備蓄ガイドも、家の食品を確認して不足分を買い足し、期限前に消費して補充する流れを示しています。
